交通事故による体の損傷と自覚症状が無い後遺症の詳細

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交通事故による強い衝撃は体に大きな損傷をもたらします。事故による衝撃は外見に異常が無くても体の内側に大きなダメージを与えることも多いため、気づかないうちに重大なトラブルに発展するケースも珍しくありません。

場合によっては後遺症に悩まされることもあるので、事故に遭ったら速やかに入念な検査を受ける必要があります。交通事故による後遺症の詳細を学び、健やかな暮らしを営むように心がけましょう。

交通事故の衝撃と体への影響について

交通事故は人体に瞬発的な衝撃をもたらす特徴があります。一般道の法定速度である時速40キロの速度でも、約6メートルの高さから落下したのと同じ程度の衝撃が発生します。そのため、外見上は大きな怪我が無くても体の内部が大きく損傷していることもあるので注意が必要です。

特に臓器の損傷は痛みや出血などの不具合が出るまでに時間がかかることが多いため、事故に遭っても数日してから異常を感じることも珍しくありません。

怪我を負った際に初期治療が遅れるのが後遺症に至る主な理由ですが、交通事故は軽度であれば外見に目立った異常が出ないので治療が疎かになりやすい傾向があります。また、内出血によって体内に血だまりが生じ、後になって血管が詰まるトラブルが多いのも交通事故に遭った人が後遺症に見舞われやすい理由の一つです。

交通事故で受ける衝撃は非常に大きく、かつ瞬発的です。そのため、他の怪我と異なり事故直後は外見上の傷みが目立たないこともあります。

しかし、事故による衝撃は骨や筋肉、内臓などの器官に甚大なダメージをもたらすので異常が感じられなくてもすぐに入念な検査を受けることが大切です。検査を怠ると隠れた異常を確認するのが困難になり、後になって重大なトラブルに至る危険があります。

交通事故で起こる後遺症の症状

交通事故での後遺症の多くは骨や筋肉の損傷に基づく、歩行障害などのトラブルです。人体の中でも骨や筋肉は外部からの衝撃を受けやすい器官なので、交通事故が原因の後遺症もその部分に多く発生する傾向があります。特に事故そのものが軽微だった場合、事故直後には殆ど痛みを感じることが無いので治療を受けずに放置してしまうこともあります。

そのため、自覚症状が無いまま後遺症に至る可能性があります。後遺症は多くの場合、移動や姿勢を変える際に強い痛みを感じますが、稀に何の自覚症状も無いまま後遺症に至ることもあります。交通事故による後遺症で最も多い歩行障害も、歩行の際に足を軽く引きずる程度の軽いものであれば痛みなどの違和感が起きません。

そのため、自分でも後遺症を抱えていることに気づかないケースがあります。また、歩行障害以外にも内臓や血管の損傷に伴って起こる後遺症に見舞われる可能性があります。

交通事故の衝撃で血管に傷がついて出血し、漏れた血液が体内に溜まることがあります。溜まった血液は日数が経過すると固まり、再び血管に入り込んで体内を巡ります。その後、細い血管で血液の固まりが詰まり、脳内出血などの重大な症状に至ります。

内臓や血管の損傷による後遺症は事故に遭ってから症状が出るまでの時間が長いので、事故との関係を立証するのが難しいのが特徴です。

後遺症による不具合を解消する方法

交通事故で後遺症に見舞われた場合、そのまま放置しても状態の改善には至りません。体の不具合を解消するためには正しい知識に基づいたリハビリを受けるのが最も適切な方法になります。交通事故による筋肉や骨の不具合はリハビリを受けることで状態の改善を図ることが出来る場合があります。

リハビリは対象の部位にわざと負荷をかけることで機能の回復を図る行為なので、病院に常駐する療法士の指導を受けることが大切です。専門知識を持つ療法士の指導の下でリハビリを受けるのが後遺症を解消し、体の機能を回復させるための重要な条件になります。

痛みなど目立った不具合が無い後遺症は自覚症状が出ないことから、リハビリを苦痛に感じる傾向があります。リハビリは痛みや不快感を伴うのが普通なので、途中で放棄してしまうケースも少なくありません。しかし、リハビリは途中で辞めてしまうと身体機能の回復には至らず、ただ時間を無駄に浪費する結果になります。

リハビリは根気強く続けることが大切なので、体を回復させる意思を強く持つと共に、療法士や親族によるメンタルケアも必須です。交通事故で生じた後遺症は自然に治ることはほぼあり得ないことから、痛みや不快感に見舞われてもリハビリを続けて状態の改善を図ることが健やかに暮らす条件になります。

⇒交通事故の後遺症は歯にも出る?損害賠償や後遺障害等級について

子供や高齢者が交通事故の後遺症に悩まされている際の対処法

交通事故は年齢や性別に関係無く、誰でも見舞われる可能性があるトラブルです。特に子供や高齢者は不注意から事故に巻き込まれるケースが多いので、その分だけ事故から派生する後遺症に悩まされる可能性も高くなります。

特に自覚症状が無い後遺症は事故に遭った本人も気づかないまま、身体機能が損なわれたままになることも多いので近親者による適切なサポートが不可欠です。多くの場合、後遺症を持つ本人はサポートを煩わしく感じますが、後遺症による生活への不具合を分かりやすく説明して理解してもらうことが重要になります。

暮らしの中で体を動かしにくい、すぐに息切れを起こすなどの些細な不具合が交通事故による後遺症の可能性もあることから、専門の医療機関で検査を受けて適切な治療を行う重要性を理解してもらうことを目的に説得することが大切です。

⇒後遺症が残った場合の交通事故後の被害者請求

自覚症状が無い後遺症を抱えた生活の問題点

自覚症状が無い後遺症は一見、なんら問題が無いように思えます。しかし事故による後遺症は体の機能に不具合が生じた結果なので、そのまま放置すると後になってからの大きな不具合に至るリスクが増大するのが問題です。

交通事故による後遺症も最初のうちはわずかに動かしにくい程度ですが、次第に身体機能が損なわれる範囲が拡大して、遂には自力での移動が不可能になるほど重篤化することがあります。自覚症状が無い後遺症の場合はまったく気づかないうちに症状が進むので、ある日突然重大なトラブルに見舞われる形となります。

健やかな暮らしを営むには身体機能の正しい知識を持つと共に、どのような交通事故であっても必ず医療機関で入念な検査を受け、適切な治療を行うのが厄介な後遺症を避けるための条件です。万が一後遺症に見舞われた際はリハビリを受けて機能の回復を図ることも重大なトラブルを避けることに繋がります。